1回目のインストール結果
WindowsXPアップグレード版をパソコンにインストールするにはWindows98が動作しているか、CDドライブがないといけない。今や外付けのCDドライブは2,000円前後で買えるが、これは最後の手段に残して置いて先ずUSBメモリからインストール出来ないかやって見ることにした。
Windows98のインストール
●USBメモリの時:予想通り、「ハードウェアーとプラグアンドプレイ機器の設定」からエラーの連続で何度も再起動を繰り返し、インストールに約2時間を要したが、通常モードで起動した。
●ハードディスクの時:USBメモリと同じ経過を辿るかと思いきや違った。「ハードウェアーとプラグアンドプレイ機器の設定」でフリーズ。ここまではUSBメモリと同じ。だが再起動を5回やっても、その先には進めなかったので断念。
●USBからHDDにWindows98のシステムファイルすべてをコピペするやり方に方針転換。これだけでは起動しないので、ライブLinuxのGpartedでのboot設定と、USBメモリのWindows98を起動させ、dosプロンプトからsysコマンドを使って98のシステムをHDDに転送して、HDDからもWindows98が起動するようになった。
WindowsXPのインストール
先ずHDDにWindowsXPのI386フォルダを丸ごとコピぺ。次にWindows98をHDDから起動させ、I386フォルダ内のWinnt32をダブルクリックしてセットアップ開始。XPのインストールフォルダはntfsでフォーマットされたDドライブにした(デュアルブート)。インストールそのものはスムーズに終えることができた。
ここからは2回目のインストール
1度目は色々な手を打ちながらWindows98のインストールを試みたので、正確な手順があいまいだ。そこで、新たに中古のHDDを購入し、もう一度やって見ることにした。
1回目と違うのは安い中古HDDを買ったので、HDDの容量がオリジナルより少ない(150GB→80GB)ことと、ドライブの設定やファイル転送で使ったライブUSBのLinuxをUbuntuからMintに変更した。これはUbuntu14.04だと、こんなの見た事がないと言うほど動作がとてつもなく遅かった為である。
Linux Mint Mate
Linuxは何がいいか。条件はUbuntuより圧倒的に軽い事、それとGpartedが入っていること。検討した結果、Linux MintのMateでやって見る事にし、先ずはダウンロードから。
(1)Linux Mint(英語)からMATE32-bitをダウンロード。
(2)Rufus(窓の杜)でLinuxMintをWindows7マシンでブータブルなUSBメモリにする。「スタート」を押したあと出てきたメッセージでイメージはisoを選択。
(3)このUSBメモリをNP11のUSB端子に挿し、MP11のスイッチを入れ、LinuxMintを起動させる。
(4)「Menu/All Applications」で「Gparted」を選択。
(5)内蔵のHDDが認識されたら、「New」を選択し、最初のパーティションをFAT32の5000MBに、残りをNTFSでフォーマット。
これで内蔵HDDの動作確認とフォーマットができたら、Mintをシャットダウン。
HP USB Disk Storage Format Tool
この作業もWindows7で行った。
(1)HP USB Disk Storage Format Toolをこのサイトからダウンロード。そのとき、解凍の時必要なPasswordを控えておく。2016/3/15時点ではPassword : rumorscityとなっていた。
(2)HP USB Disk Utilityを解凍したらインストール。
(3)MS-DOS System Filesは解凍だけ。
(4)空のUSBメモリを挿してから、HP USB Disk Storage Format Toolを「管理者として実行」
(5)先に解凍したwin98sysフォルダを選択して「Start」をクリック出てきたメッセージに「はい」。ここで起動に必要なファイル3個ができる。
(6)この3個に加えて、win98sysフォルダの中身をそっくり、コピペ。これは直接的にはWindow98をHDDにインストールするとき、sysコマンドが使えるようにするためだが、これを入れて置くとfdisk等のMSDOSコマンドが使えるようになり何かの時に役立つ。
(7)またWindows98のCDに入っているフォルダwin98をフォルダ毎、このUSBメモリにコピペする。
※エクスプローラーで見るとこんな構成。
win98フォルダ→Windows98CD内のwin98フォルダ毎全て COMMAND.COMファイル IO.SYSファイル MSDOS.SYSファイル win98sysフォルダ内の全ファイル
USBメモリからNT11を起動
NP11のUSBにいま作成したUSBを挿し、MP11のスイッチを入れたら「Del」を押して、「BIOS」画面を出す。「Boot」が下図のようになっていることを確認。もし、違っていたら直す。これが確認できたら一旦電源を切る。次はいよいよWindows98のインストール作業になる。
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